当たり前の経営～指示命令系統の明確化②
しかし、その反面失ったことも大きいようです。
今まで機能していた中間管理職も排除されてしまった為、
ごく一部の経営陣とその他大勢の社員という構図が出来上がってしまいました。
存在意義を問われる中間管理職は
独自の色を出すために四苦八苦しています。
当たり前の経営～指示命令系統の明確化①
20人以下の会社では、オーナー社長がすべて決裁し、
社員もすべて社長の方を向いているので指示命令系統の混乱はありません。
これが20人以上になってくると、
やはり管理職や一族以外の役員も必要になってきて、ある階層が生まれます。
社長が管理職に任せる範囲を明確にしておくと混乱も生じないのでしょうが、
同族経営やオーナー企業のまま大きくなった会社では、
昔からのやり方から簡単に抜け切れないものです。
私の失敗談～アメリカ編④
また、もう一つ奇怪なことに気が付いたのは、
知らぬ間に日本人を一箇所に固めてしまったことです。
いつも夕刻から夜遅くまで働き、
日本との交信もやっている彼ら５～６人が点在していたのでは
如何にも非効率だと思ったのでしょう。
無意識のうちに一箇所に集めたものですから、
アメリカ人スタッフにも散々嫌みを言われてしまい、
｢日本人村｣｢リトルトーキョー｣と言われたものです。
